高い壁に挑むことで見られる景色
私のキャリアの原点は、テルルの携帯販売事業を営んでいるFC店にて、携帯販売スタッフをしていたことからはじまります。店舗内での実績が評価され、マネージャーに昇進し、最終的には役員にまで抜擢されました。絵に書いたようなサクセスストーリーで。私もその頃は独立する気なんて微塵もなく、代表取締役の右腕として貢献できれば十分でした。
そんな時に共通の趣味で親しくさせていただいていたグループ本部の社長から「独立してみる気はないか」と声をかけられたのです。
トップとして組織を率いていくのは未知の経験で興味はありました。反面、全てを自分で背負わなくてはいけないプレッシャーにも襲われました。役員というポジションも手放さなくてはいけません。さらに独立のための資金もない。
それでも「チャンス!」と思い独立を決意。
そうしてグループ内の1店舗を初期投資無しの長期返済という形で従業員一名と二人でスタートしたのが、ガッジェスです。 独立してからは苦労の連続ですが、独立したおかげで役員では見えなかったトップからの景色が見えるようになりました。何より社員の成長に立ち会えるのが嬉しい。現状維持を良しとせず、リスクを恐れずに挑んだからこそ大きな成長を遂げられました。
暗闇を照らしてくれたのは、信念
独立当時から一貫して私を支えてきた信念があります。今ではガッジェスの哲学にもなっていますが、この哲学のおかげで私たちは数々の困難を乗り越えてきました。
第一に「新たな形を創世する」
今までもこれからも私たちから生まれたアイデアが世界を変革していきます。つまり私たちのアイデアが「ここにない新たな世界を作る」ということです。常にアイデアを奮い立たせ、自分たちの手で世の中に新しい商品やサービスを創り出していきます。
第二に「喜びと楽しみ」
創造した商品やサービスはお客様やバートナーに「喜び」や「楽しみ」という価値を与えなくてはいけません。しかし、私たちが楽しいと思えることでなければ継続できません。私たちの楽しみに共感していただき、多くの人を巻き込むことが私たちの喜びとなり、顧客満足度も向上します。
最後に「基本を忠実に」
人間は社会的動物です。ルールという制約の中で生きなくてはいけません。お客様やパートナーの方々への礼節や感謝を疎かにするような不誠実な企業の事業など発展しません。さらに制約があるからこそ人間は創意工夫して問題を解決してきました。決して奢ることなく誠実でありつづけることが重要だと考えています。
志を追い求める仲間と共に
今後は携帯販売事業をスケールしつつ、社会福祉事業にも挑戦していきます。
携帯販売と社会福祉事業は関連性がないように思うかもしれませんが、私たちのビジョンは「人々の幸せのためのサービス」を社会に提供することです。社会福祉事業に関しては畑違いで苦戦することが予想されます。しかし、経験値を積み上げて成長することを諦めなければ必ず道は開けます。
冒険には仲間が必要です。
完璧な人間など誰一人としていません。ただし「完璧なチーム」なら創り上げることはできると信じています。
そのためには、誰かが割りを食っていると感じるような評価制度は認められません。正当かつ公平に評価される環境でなければ燃えたぎる情熱も消えてしまうからです。その先に待っているのは企業の衰退だけです。
ガッジェスは結果を追求する仲間への投資は惜しみません。私自身も携帯販売スタッフから役員にまで駆け上がる時に手厚い福利厚生などに随分と助けられました。受けた恩を私で絶やすわけにはいきません。 次代を担い共に駆け抜ける志を持った仲間を求めています。